衆議院議員土井亨
DNA街頭活動演説内容

平成19年12月16日
場所:フォーラス前


今、都市と地方の格差、ありとあらゆる格差が不安感を与えております。福田総理をはじめ、私たち自由民主党は参議院選挙において皆様から大変なお叱りを受けました。その反省をしっかりと受け止めながら、今、都市と地方の格差をしっかりと是正しようということで医療・介護の問題、教育の問題、また障害をもっていらっしゃる皆様の問題、あらゆる問題の見直しを致しております。この見直しを来年の予算へ反映し安心して生活できるようそのような予算を組まさしていただきます。

しかし、また皆様にお詫びをしなくてはならないのは年金の問題です。参議院選挙のとき、当時の安部総理は皆様にお約束を致しました。それは5000万件にも及ぶ宙に浮いた年金、来年の3月までしっかりと名寄せを行う、そして皆様にお知らせするという約束でありますが、これが中々難しい状態になっております。しかし、私達は諦めないで5000万件の宙に浮いた年金記録問題の解決をするためにしっかりと引き続き取り組んで参ります。そして、早速明日(1217日)から名寄せを行った約1000万人の方に年金特別便として発送いたします。年金を掛けて頂いている皆様、受け取って頂いている皆様には来年10月まで全ての方に年金特別便という形でお知らせを致します。皆様お一人おひとりがしっかりと確認をして頂いて一つひとつの名寄せを致して参ります。あの労働組合がバックについていた社会保険庁、ひどい仕事ぶりであります。もう私達は待っていられない。今度は皆様方からチェックをして頂いて名寄せが難しい年金記録を一つひとつ手直ししていくことが私たち自由民主党、福田内閣が年金問題を解決していくための仕事だと思っておりますので、是非、皆様方に年金特別便が届きましたら必ず確認して頂いて、皆様方の年金記録をたどって頂いて、不明な点があればお知らせ致しますので、是非、一緒になってこの年金問題を解決して参りたいと思いますのでご理解を頂きたいと思います。

また、国会が再延長となりました。一日国会を開くたびに一億円かかるのであります。新テロ特措法、野党の皆さんが反対なら、しっかり対案を出してください。そして野党の皆さんと与党が協議をして、この国の国際貢献について考えていこうではありませんか。反対をすることが対案であるなどという議論で国会を長引かせるという国会のあり方は直していかなければなりません。そして、参議院は良識の府とよく言われております。この国のしっかりとした国際貢献のあり方、日本のあり方、しっかり話をするのが参議院の使命であります。だから良識の府なのであります。それが、今の参議院はただただこの国の政治を混乱させるために審議もしないでダラダラ時間稼ぎをしている。このような政治のあり方はしっかり変えていかなければならないと私は思います。

今、この東北、北海道、灯油の高騰、ガソリンの高騰、大変な家庭への家計に対する重みであります。福田総理を本部長とした原油高騰対策をしっかりとやならくてはならない。国会が不毛な議論をしたり、ただただ反対だけの参議院や国政のあり方では皆様方から本当に政治不信を招いてしまうことになります。灯油が高い、ガソリンが高い、こういうことを含めてしっかりと生活が安心できるように、地域の経済がしっかりよくなるように、これを推し進めることが政治の使命であり責任であると思っております。

そして皆さん、あのインド洋、日本の原油を積んだタンカーが一日90隻以上が往来を致しております。もし、あのインド洋で何か紛争などがあり、このタンカーが行き来をできないということになれば、この国の石油は本当に危なくなってしまいます。そして何より私達この日本が世界の中でしっかり信頼を得て、そして、10年、20年後に今のこの日本の活動がしっかりと認めて頂ける。その入り口だと思っております。今、アメリカ追随だとか、まったく整合性のない議論で野党の皆さんは反対ばかり致しておりますが、私達は将来にも責任を持たなくてはなりません。あの、イラン・イラク戦争、湾岸戦争のとき、ただお金を出している。その日本が国際社会から認められたでしょうか、皆さん。お金だけ出せばいいんだという、そういう時代はもう国際社会には通じない。しっかりと汗をかく。その姿勢が私は10年、20年後の日本の国際社会での地位を占める、そのスタートだと思っておりますから、この新テロ特措法、なんとしても通していかなければならないのです。日本は戦後60年、本当に平和で住みよい国(まち)でありました。しかし皆さん、外国では飢えが起こり、戦争が起こり、いろんな争いが起こっている。私たち日本だけが平和であればいいという議論はもう国際社会では通じない。そういう議論をする方々は正に私は政治家として失格だと思います。まして外交とは国と国との交渉です。日本の政党はただ選挙目当てで一枚岩になりきれない。自民党であれ共産党であれ、この日本の国会議員として一枚岩で外国交渉しなければなりません。皆さん、ぜひ、この新テロ特措法、この日本の10年、20年先の国際社会での日本の姿を見据えた新テロ特措法にご理解を頂きたいと思います。

最後に、医療、福祉、本当に皆様方はご不安を抱いております。ただただ財務省の経済優先からだけで色々な政策決定する。こんな政治のあり方、行政のあり方はしっかりやめさせなければいけません。医療や福祉、介護は正に政策投資であります。そのことが皆様の生活の安心、将来の安心につながるのであれば税金でしっかり確保をしなければなりません。それが政策投資であります。今、この国の財政は大変厳しい状況であります。県も市もそうであります。ですから行財政改革を進めているのであります。国もまだまだ税金の無駄遣いを是正していかなくてはならない。皆様にしっかりと税金の使い道のお示しをしていかなければならない。私たち自由民主党、福田内閣はこれにしっかりと取り組んで参ります。私たちは皆様から大変なお叱りを受けておりますが、これをしっかりと受け止めながら、来年も含めて、これからの日本を見据えた責任ある政策遂行にしっかりと取り組んで参りますのでご理解を頂きますようよろしくお願い致します。